ろけぷれ!
『ヒノキオ HINOKIO』 ラストシーンの舞台を探せ!の巻(20080402)
未来の有名作家、茶柱達蔵とお付きのナカムラが、映画やドラマの舞台になった場所へ実際に行き、あなたにかわって出演者のぬくもりを感じてきます。さあ、今回はどこかな!?
※この企画はこんな症状の方におススメ!
・ 『ローマの休日』を観て、いてもたってもいられずに「オードリーと同じヘアスタイルにして!」と美容院へ駆け込み、できあがってみればサザエさんになっていた貴女。
・ 『踊る大捜査線』を観て、いてもたってもいられずに米軍のフリマであのコートを買い求め、街中で素敵にたたずんでいたら通行人に小銭を投げられてしまった貴方。
・ 『ハリーポッター』を観て、いてもたってもいられずに眼鏡屋さんへ行き、あの丸眼鏡を購入しハリーになりきって勉強していたところ、母屋のおばあちゃんに「大村昆?」と言われてしまったキミ。
ぜひこの「ろけぷれ」で、新しい夢を探そうじゃありませんか!
『ヒノキオ HINOKIO』
松竹(株)ビデオ事業室 \3,990(税込)
監督 秋山貴彦 出演 本郷奏多 多部未華子 中村雅俊 小林涼子 堀北真希
不慮の事故で最愛の母を失った少年サトルは、以来自宅に引きこもり、外部とのコミュニケーションを頑なに拒む。そんなサトルにロボット工学者の父が、遠隔操作でリアルな体感が可能となる代理ロボットをサトルに託す。これまで心を閉ざしていたサトルは「ヒノキオ」と名付けられそのロボットにより、少しづつ心の扉を開けるようになる。直近未来を舞台に、少年少女達が繰り広げる愛と友情と奇跡のドラマ。
茶柱:いやあ、春だねえ、春だと春巻き食いたいね~~っ
ナカ:このさわやかな春に先生の脂っぽさ。さらに揚げたての春巻ですか!
茶柱:今日も荒れてるねえ!
ナカ:春なのにいいことちっともねっす!
茶柱:荒れてるねえ!
ナカ:そうだす!
茶柱:そうだすってオヌシ、どういうキャラじゃ!
ナカ:先生と一緒にこれを始めて2年も経つのにキャラが定まっていないんどす!
そりゃあ気持ちも荒れるっす!
税金も年金もどうなっとるじゃ!この国はッ!
今のアタシは一握の砂の気分っすよ!チャバ公!いや、先生!
働けど~~働けど~~我が暮らし楽にならざり……。じっと財布を見る……。
茶柱:ME TOO!!
ナカ:合掌!ちーん!やらすなっての!
茶柱:なある!んでもって心もお肌も荒れてるわけっすね……。
ナカ:お肌は関係ないジェロ!じゃかっしゃい!!ぬかすな!ワレ!
茶柱:じぇろってあーた。そりゃアメリカ生まれの黒人の演歌歌手じぇろ?いやじゃろ?
ますます、キャラ混迷じゃん!
ナカ:つべこべぬかさずはよ始めんかい!
全国6000万人のろけぷれファンが待っているじぇろ!
茶柱:……すまんじぇろ。さっそくUP!
ナカ:もう…相変わらず前置き長すぎです。早くはじめてください。

見ての通り京成電車の検見川駅
ナカ:ここはどこ??私はダレ?
茶柱:アンタはナカ!ここはみりゃわかんでしょ?検見川だよん。
ナカ:そうですここは私が若い頃「レコード店(まだCDはなかった)」でバイトをしていた検見川です。
茶柱:んだんだ、京成電車がはしってまーす。
ナカ:ほおお?でなんの舞台ですか?
茶柱:ロボットが大活躍するファンタジーロマンスの「HINOKIO ヒノキオ」でごじゃる!
ナカ:この、このローカルな検見川駅で撮影されたんですか??
茶柱:あたりき、シャリキ、車引き!! オフコース!じゃ。
ここが、その現場じゃ!電車って絵になるねえ~ワクワクしちゃう!オラオラ、京成電車が走ってるじぇろ。
ナカ:鉄チャンでしたか、先生。

このホームが感動の舞台に

ワーイ!電車だ!オイラ鉄ちゃんだす!
茶柱:電車楽しいねえ~~ワクワクするね~~
ナカ:せんせー。早くろけぷれしましょ!
茶柱:ろけぷれ出発進行~~~!
ということでトウディ本日は特別スペシャルなお客様ゲストをお呼びしております。
ナカ:えっ、だれだれ??
茶柱:この人いやロボットさんです~

ヒノキオさん登場です!

こちらは公開当時の映画チラシどす!
主演の二人が初々しい
ナカ:うわお、ちょーカッケー!!あのヒノキオさんじゃありませんか!
茶柱:そうでおじゃる。このろけぷれの為、特別にきてくれたんじゃ!
ヒノキオ:ヨロチクネ!
ナカ:おお、しゃべった!
茶柱:では、この場所がどういう風に使用されたのか聞いてみましょう!
ヒノキオ:チョッッチュネエ!
主人公のサトルはある事情があって家に引きこもってしまい、ロボットであるボク、ヒノキオを遠隔操作して学校にいったり、友人たちと遊んでいたのですが、一番仲良しだった友人のジュンが引っ越しをするということを知ったボクが、サトルを背負ってジュンの見送りに行く感動のラストシーンで使われたがここなんデス。
ナカ:おお!総入れ歯!いや、そういえば!
たしかにこの辺りですねえ。ヒノキオがサトルを背負って走ってましたね!

駅近くのガードレール周辺を疾走していたね!

炎のランナーチャバキオ!
茶柱:と、いうわけでチャバキオも走ってみました。
ナカ:バカはおいといて……ヒノキオさんおたずねします。たしか映画では検見川駅という名前ではなかったですよね?ここ。
ヒノキオ:いいところに気がつきましたね!
映画のシーンでは検見川駅は「財音」(ZAION)という名称に変えられていました。ちなみにZAIONというのはボクの生みの親である秋山監督のVFX工房の名前なんですヨ!

映画の「財音」ホーム。
ほんわかいい感じの午後

このホーム先端から電車が出て行く~
ナカ:へええ、ちょっとしたお遊びですね!
とにかくここいら辺りをサトルを背負ったヒノキオクンが縦横無尽に駆け巡ってましたね!せんせー今思えば、凄いキャスティングですよね。主演のサトルにはこの作品以降「テニスの王子様」でブレイクした美少年、本郷奏多クン。そしてジュンにはやはりこの映画に主演後、「夜のピクニック」「西遊記」TVドラマ「山田太郎ものがたり」「鹿男あをによし」でスーパーブレイク中の多部未華子チャン。その上、アノ堀北真希ちゃん、「こぎつねヘレン」ドラマの「砂時計」の小林涼子といった現在最も旬なアイドルスターたちをいちはやくフューチャーしてるすんごい作品ですね!
茶柱:そそ、ボクのお気に入りのタベミカがちょーかわいい!
ナカ:なじゃそのタベミカって?
茶柱:多部未華子ちゃんだろん~タベミカ!命!!!!!!
ナカ:まあいいや、勝手にいってろっつーの!更に番組はつづきます。
茶柱:ちなみに本郷奏多クンってお兄さんが遙ってゆうんだよん。
ナカ:へえ、はるか、かなたってこと??
茶柱:そそ。ご両親!イカシテルネ!!
長男、一郎!次男、二郎とはワケがちがう!
昔なら最後はトメオだよね……。女の子なら締子……。
ナカ:先生!それにしても要らない豆知識よくしってますね
茶柱:必要な知識はまるでなくって、要らない知識オタクなもんで……。スンマソン。
ナカ:でもなんだか感動ですね。あの映画のラストシーンがここで撮られていたなんて。この踏切も出てましたね。それにこの道路。

踏切も印象的!

電車より速い!ヒノキオさん!
茶柱:颯爽とヒノキオが走り抜けてました。
ナカ:ヒノキオさんちょっと再現してもらってもいいですか???
ヒノキオ;それでは、当時を思い出して走ってみます~~
茶柱:おおそのムード!!いいねえ~~いい走りっぷりじゃん!
ヒノキオ:ありがとっす!ロボット冥利につきます!でもいっぱい走ったらつかれやんした!申し訳ないんですが、ここらでちょっと一休みしま~す!

ちょっと疲れた「たそがれヒノキオ」

ちょっとお休み
茶柱:じゃあ、本日の取材は全て終了!!!撤収でーす!
ナカ:撤収ってちょっと待ってよ。アタくしの出番はどうなっちゃってるのよ!?
茶柱:うーん……それやっぱ辞めにしましょう。
ナカ:オラ茶柱!!このアタくしのキュートなセーラー服姿はどうするわけ??
茶柱:大ラスのタベミカのセーラー服姿…ですか。
申し訳ありませんが、全国のタベミカファン代表としてそれだけは出来ない相談っす。悪夢に出てきそうだもん~~ねえ、ヒノキオさん!
ヒノキオ:タシカニ!スンマソン!
ボク、ケツカッチンなもんで……。ここで失礼つかまつる。
はい!
ちゅうことで、今回の「ろけぷれ」は終了でございます!また会える日までバイチャ!

後ろ姿も凛々しい!

地球のみなさん!サヨウナラ!ってヒノキオはウチュウジンがないっちゅの!
ナカ:シカトの上に、ロボットに締められた…
茶柱:ああ、走っていっちゃったよ!あの走り!人間なら北京でのメダルも間違いないのにねえ……。
ハヤッ!ということで、今回の取材は、ヒノキオでした~~じゃあバイビー!
【おまけ】
今回のスペチャル!ゲスト!ヒノキオさんの実態は……。
映画公開当時に前売りチケットを買うともらえるキーホルダーでした!実はこんなに小さなヒノキオさんでした!
お疲れやんした!

「ヒノキオ」キーホルダー使用樹脂
本体 ATBCPVC ジョイント PC
ろけぷれ! written by 茶柱達蔵 with 編集部ナカムラ
中一のときアメリカ映画の“良心”として知られる、フランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」を深夜放送で見てバケツ3杯の涙を流し、映画ってエライ!と感動し映画に目覚める。以降映画オタク道をまっしぐらに進み、映画配給会社宣伝部を経て、CS局でエンターテイメント情報番組「シネマ・エクスプロージョン」「@ハリウッド」「エンタマックス」のシネマ・コーディネートを何となく努める。以降も映画プレス、及びプロットライターとして活躍するが、突然思い立って世界各国を放浪し、世界に通用する大作家を目指して日々執筆活動を続ける。現在は「まいぷれ」編集部コンテンツコーディネーター。映画業界随一の涙腺の弱い男として知られる為、号泣映画評論家として今後名を馳せる「予定」。
・夢:直木賞を受賞するが辞退すること。
キムタクみたいに「チャバタツ」って呼んでもらうこと。
・尊敬する人:大和田獏
・座右の銘:「他力本願」「長いものには巻かれろ」「袖すり合うも多生の縁」
・自慢:これまでに、世界の三大監督と呼ばれるスティーブン・スピルバーグ、黒澤明、そして山本晋也監督と“握手”をしたことがある。